2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧

民族文化の窒息?

当然と言えば当然の展開だが、 プリゴジン氏の死亡は確定的 搭乗機墜落、ミサイル発射の痕跡と報道 [ウクライナ情勢]:朝日新聞デジタル (asahi.com) これで対立要素を消し去り、国政とその評価を国内で一元化する意図が明白になった。このことがはたして民…

役者と戦争

「劇場型○○」という表現があるが、プリゴジンの場合は「劇場型雇われ兵」のボスと言わなければならない。この人物が描き出し実践実演するシナリオは、「ロシア型世界市民主義」である。これがロシア政府の演じる「ロシア型国家主義」を微妙に牽制し揺さぶり…

思想戦の挑戦と応戦

これは問題作だ。 ロシア誌に掲載された「著名学者による『核攻撃必要論』の戦慄の中身」 | 「核兵器に対する恐れを復活させなくてはならない。さもなくば、人類は破滅するだろう」 | クーリエ・ジャポン (courrier.jp) 核攻撃の進言、という触れ込みは正確…

「世界で二番目に古い職業」の行く末

傭兵は現代に至るまで、ロシア、中国、さらには米国でも暗躍してきたとのことだが、この、前線の肉弾戦に駆り立てられながら公式な戦死者にすらカウントされない「汚れ役」を、正規軍に吸収合併することを試みたことの意図は何だったのだろうか。 武装反乱後…

政治におけるジャーゴン(内輪の論理)

「自民党防長政治」という語だが、もはやバズワードまたはジャーゴンと化していないか。 そもそも長州政治の雰囲気を知らない域外の人びとには、この語の意味するところがわからないのではないか。一般的な用語として使われることのほとんどない、完全に内輪…

ワグネルと愛国主義

愛国主義のイレギュラーな形態、というべきか。 なぜ一部のニジェール国民はフランスを追い出し、ロシアを歓迎したいのか - BBCニュース ワグネルが表舞台に登場して以来、ロシアの戦争がにわかに「顔の見える」ものとなってきた。正規軍と民兵という(法治…

「侵略者」との対話がそもそも意味をなすのかどうか、という問題は残るが…

即時停戦(=ロシアへの屈服)か戦争継続(リベラルデモクラシーの擁護)か、という問いの立て方(だけ)ではなく、格差・貧困対策かヘゲモニー維持のための支出継続か、という立て方の方が適切だ、という主張として読み替えたい。 プーチンを追い詰めたら……

ジェノサイドとしての連れ去り

子どもたちの連れ去りがたしかに「ジェノサイド」の定義に含まれている。 これはもはやジェノサイド...ウクライナを歴史から抹消、若い血をロシアに移植──連れ去りとロシア化教育にみるプーチンの野望|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト (newsweek…