外国事情 ドイツ

ザーラ・ヴァーゲンクネヒトの平和論

平和を守るための武器援助を批判する際には、絶対的平和主義を盾にするのではなく、武器援助のリスクを綿密に論証するのでなければならないだろう。 「ウクライナに武器を送るのはもうやめよ」ドイツの左派政治家の主張が右翼からも支持されている理由 最大の…

兵役拒否者への「人道ビザ」の発給?

ドイツにおいては、とりわけナンシー・フェーザー内務大臣(社会民主党)のイニシアチブの下、兵役拒否を亡命申請の妥当な根拠と見なして、プーチンの戦争への参加を拒否するロシア人男性の入国を受け入れる方針を示している。だがロシアに隣接するバルト3…

リベラルデモクラシーの真価が問われている

無血開城を外野から単刀直入に要求するような恥ずかしい真似はしないとしても、「これ以上の犠牲はごめんだ」とのアピールは一定程度の支持を得るかもしれない。ドイツの「極右」とされるAfDスポークスパーソンの次の声明を見てそう思う。 Alice Weidel: Kei…

接触追跡アプリについて

すでに韓国、シンガポール、オーストラリアで使用されている感染者接触追跡アプリですが、ドイツでも導入が予定されています。4月初頭から、中央サーバに集約させる「中央集権方式」を軸に国内で開発が進められていましたが、このほど、多数の批判の声が上が…

文化産業の支援策が求められている

コンサートもオペラも演劇も比較的安価、平日夕方も上演しているので仕事帰りに鑑賞できる…ドイツの音楽・演劇文化がこのように日常生活に溶け込んでいるだけに、このたびの新型コロナウイルスによる文化活動の停止は、芸術・文化関係者にとってはもちろんの…

ドーム・レーマー・プロジェクトの経緯(2)

以前の記事(※)の続編です。今日はプロジェクト実現に先立って解体された「技術局庁舎」(Technisches Rathaus)について。 ※ scuglobal.hatenablog.com

ドーム・レーマー・プロジェクトの経緯(1)

こんにちは。前回は、築40年ほどのコンクリート建造物を解体して中世の街並みを再現するという壮大なプロジェクト、ドーム・レーマー・プロジェクトについて紹介しました。 scuglobal.hatenablog.com 今日はそのプロジェクト実現に至るまでの経緯について少…

ご挨拶

今日は初回ということもありますので、あいさつを兼ねて、管理人が関心をもつ話題について書いてみたいと思います。日本では旅行好きの人を初め、とても有名な場所ですが、最近の動向があまり詳しく伝えられることがないように見受けられる、ドイツのフラン…