2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

帝国の命脈

帝国の歴史の恣意的な当てはめと希望的観測に満ちた記事だが、 ロシア出身の歴史家アレクサンドル・エトキントが「ロシア連邦は崩壊する」と確信する理由 | 「帝国崩壊」のシナリオと国際社会への影響 | クーリエ・ジャポン (courrier.jp) 中国と国境を接す…

「公正かつ民主的な多極的世界秩序」

「多極的世界秩序」推進のための戦争、というわけか。 ロシアとアフリカ、「多極的世界秩序」推進へ プーチン氏 写真7枚 国際ニュース:AFPBB News 「公正かつ民主的な」と形容されているのが特徴だが、ウクライナとの戦争で目指しているもののどこがこれに…

現地の人々の悲痛な叫び

大義のない/大義が国民に幅広く共有されない/大義が共有されるための合理性を欠いた、戦争の帰結である。 2歳の息子を残して戦死したロシア兵士の日記「殺したくない、誰も…」 : 日本•国際 : hankyoreh japan (hani.co.kr) ロシアの生の声を届けるサイト…

利権による停戦圧力?

以下の記事のYahoo版コメント欄には、ロシアの迷走はワグネル反乱からではなく、クリミア併合からだ、とあった。だが反乱が転機となるのは間違いないように思える。 プリゴジン「反乱」で、ロシアは反撃の大チャンスを失った...見えてきたウクライナ「終戦」…

7つのBut

時系列では考えれば、たしかに前稿のような展開になると考えるのは難しいだろう。 (12) Steve Rosenberg on Twitter: "Story so far...There was a mutiny. But it was over in a day. But Russian air force pilots were killed. But no one was arrested. …

戦争大義・目的の明確化

戦争大義の壮大さ(荒唐無稽さ)および戦争目的の時空超越性(永遠の戦争以外では達成不可能な、帝政時代の版図の回復すら言い出しかねない状況)を考えると、以下のやや苦笑を禁じ得ない展開は、歴史マニアの誇大妄想とは異なる、国力に応じた戦争大義の合…

歴史マニアの「矛盾点」?

ワグネル反乱後のプーチン大統領の発言: 「ロシアが第1次大戦で戦った際、大きな打撃を与え、勝利を盗まれるようにさせた」 「軍隊と人民の背後で発生した陰謀、論争、政治工作は最悪の災難であり、軍隊と国家を破壊し、広大な領土を失わせ、内戦の悲劇につ…