核軍縮と国連改革
長編の対談記事。
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このなかで、第3部での浅田彰氏の核軍縮と国連改革への言及に注目しておきたい。
米ソ、米ロ間の「相互確証破壊(Mutual Assured Destruction)戦略」という「狂った、しかし首尾一貫した戦略」ではなく、「最小限抑止」「エスカレーション抑止」程度の見通しの甘い戦略が、現在のヨーロッパ東西両陣営に、さらには東アジアに蔓延しているのではないかとの指摘。これは核使用のハードルを極端に下げる。
被爆国日本としては核不拡散体制の抜本的強化を主張すべきとのこと。関連して国連改革にも触れられているが、これはゼレンスキーの日本の国会に向けての演説に関連しての言及にとどまる。あるいは核軍縮を軸としての国連改革、ということか。