ロックダウンが必要?

岩田健太郎氏が地域限定のロックダウン(徹底的な外出制限)を実行すべきだと主張しています。

diamond.jp

 【趣旨】

  • ワクチン、集団免疫、治療薬、いずれも実現困難で、空襲警報のように「ロックダウン→沈静化→解除→再流行→ロックダウン」となるシナリオも想定しておかなければならない(HIV、SARSのようにいまだにワクチンができていないケースもあるし、「抗体=免疫」ではない以上、集団免疫が実現できないケースもある。楽観論だけを想定して成り行き任せにしている現状は誤り)。
  • ロックダウンは、外出制限、域内/域外の移動制限、外出せざるをえない医療関係者等の対人「2メートル」間隔確保、をおもな内容とする。
  • 軽症者が多いことは、厳しい外出制限を行わない理由とはならない。COVID-19は軽症者でもウイルスがなくなりにくく、肺炎にかかった場合には人工呼吸器を装着したまま何週間も治療を続けなければならない(経過が長い病気である)。何より急速な重症化のリスクを考慮に入れるべき。
  • 中途半端な財政支援のもと「不要不急の外出自粛要請」をだらだら続けるのと、短期集中型の徹底的なロックダウンを十分な財政支援とセットで行う(諸外国で効果は実証済み)のと、どちらが経済的打撃が少なくて済むか、あらためて考えるべきだ。
  • 北海道の感染者急増は東京から持ち込まれた「第2波」である。