今年度も昨年度に引き続き、明治維新をテーマとします。今年度最初に扱うテキストは石井寛治『明治維新史 自力工業化の奇跡』(講談社学術文庫、2018年/原著『体系 日本歴史 第12巻 開国と維新』小学館、1989年)です。経済史の観点が取り入れられた著作ですので、これまでの政治史、外交史、思想史等の観点を補うことができると思います(今年度ゼミⅠ履修生の皆さんはぜひ先輩のまとめた過去のエントリーを参照してください)。なお、今年度は地域史(長州)の観点を昨年以上に意識して取り入れていく予定です。
今回は同書から第1章「広がる黒船ショック」のまとめを掲載します。
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